よくある質問(FAQ)

よくある質問

シーカヤックについて

ひっくり返りますか?

ひっくり返そうと思えばひっくり返りますが、簡単にはひっくり返りませんのでご安心ください。もっとも、ツアーではおススメはしませんが、ひっくり返るのも楽しい遊びです。一度ひっくり返っると感覚がつかめて恐怖心が消えます。この感覚を知っているのと知らないのとでは大きな違いがあるかもしれません。

それと、ビギナーの方には安定感のあるシングル艇、または状況に応じダブル艇をご用意しますのでご心配なく。ダブル艇はひっくり返ることはまずありません。

体重や身長制限とかあるの?

目安としては、体重80kg、身長185cm、洋服の男性サイズで2Lサイズくらいまでなら問題ありません。

カヤックの積載重量はシングル艇で250kg前後、ダブル艇で300kg前後あるため、実質的な重量制限はありませんが、問題はシーカヤック(ツーリング艇)は全体的に船体が細く、コックピットが狭いことです。また、大柄な方でも乗れるカヤックもありますが、弊社でご用意しているツアー艇はシートが標準サイズとなります。そのため、おしりが入らない。あるいは太ももがつっかえる。といったことがあります。その場合は残念ながら乗ることができません。

はじめてでも大丈夫? 体力が心配なんですが。

ご安心下さい。当方はお客様の体力やペースに合わせたツアーを行っております。少人数にしているのもそうした理由です。ツアーはあくまで「楽しむこと」が目的ですから、のんびり行きましょう。

それと、カヤックは水の抵抗が極めて少ないため、筋力はそれほど必要ではありません。日常生活できる基礎体力があればどなたでも漕げます。が、あえて言うなら「メンタル」と「体幹」は重要です。スポーツ万能な方でも、怖がったり、緊張するとうまく漕げません。逆に力の弱い子どもたちや女性であっても、リラックスしいる人や笑っている人はスピードが出ます。心配はいりません。30分もすればどんな人でも慣れます。「楽しむ心」があれば大丈夫!

それと「体幹」については自信ない。と言う方がけっこう多いのですが、最近は子供たちも含めて体幹が弱い人が急増してます。舗装道路しか歩かないからです。ちなみに体幹とは「インナーマッスル」のことで「バランスを取るための筋肉」のことですが、体幹を鍛える手っ取り早い方法は、意識的にデコボコした道を歩くことです。山歩きをすると勝手に鍛えられますが、要はアンバランスな道を歩くことが重要です。つまり、アウトドアスポーツは全て体幹を鍛えるスポーツなんです。とりわけカヤックは体幹を鍛えるには最高の遊びです。特に腹筋とインナーマッスルを使うので、遊んでいるうちにお腹まわりはキュッと締まります。もっとも、半日漕いだくらいじゃ締まりませんが・・・。(笑)何事も継続が重要ですね。

泳げなくても大丈夫?

ライフジャケットを付けるので泳げなくても大丈夫です。逆言うと、泳ぎが下手なのでカヤックはじめた人も意外に多いです。(笑)

ちなみに、ちょっとしたコツがわかると、ライフジャケット無しでも浮かべるようになります。↓こんな風に

海に浮かぶ

メガネやコンタクトでも大丈夫?
もちろん大丈夫です。ガイドもメガネやコンタクトをしています。カヤックはのんびりとした有酸素運動ですので、漕いでいる最中にメガネが落ちるといった心配はありません。それより海でよくなくすのはサングラスです。かけている時はいいのですが、頭や帽子にひっかけたまま遊んでいると、いつの間にか・・・。
船酔いしない?

結論から言うと船酔いすることはほとんどありません。船は酔いやすいイメージがありますが、カヤックは普通の船(ボート)と違い、自分でバランスを取る乗り物なので酔いにくいです。バスで酔う人がいても、自転車で酔う人がいないのと同じです。

とはいえ、希に酔う方もいらっしゃいます。特に「海が凪いでる時」は酔いやすくなるようです。これはカヤックというよりは、海そのものの大きな揺れが原因のようです。加えて、 睡眠不足の場合は酔いやすくなります。 よって、前日は睡眠をしっかり確保しておくことが重要です。

それと「酔い止め薬」はできるだけ飲まないでください。酔いは止められても、急に眠気が襲ってきたするのでかえって危ないです。いずれにせよ、不安な方や酔いやすい方は、当日ガイドにお伝えください。また、万一酔った場合は、陸に上がって休憩しつつ、ガイド秘伝の「酔い止めマッサージ」を伝授いたします。ちょっと痛いですが一瞬で楽になりますよ。

雨降ったらどうするの?

よほどの風が吹かない限りはツアーを行っています。雨天は晴れの日には体験できない感動的なシーンに出会えることが多いからです。もっとも、雨が降る前は風が吹きますが、雨が降り始めると気圧が安定し、穏やかな海になります。風が止まり「静寂の海」(凪)になることもあります。深々と雪が降り続く白夜の静けさに似た、「なんにも音がしない」神秘的な世界です。そして、その海を漕ぐ時のやわらかい水の感触がなんとも気持ちいいのです。

凪の海

風が完全に止まった「凪の海」。海と陸の気圧の平衡が取れるた状態。
朝夕や雨天、雨上がりに凪になることが多い。

  • レインカヤック

    水に360度囲まれると心が安らぎ笑顔に。
    それは、母親の体内にいた時の記憶の断片なおかもしれない。

  • レインカヤック

    通り雨のダブルレインボー
    雨は実にいろいろな表情を見せてくれる
    アウトドアでは雨もイベントだ

濡れますか?

基本的に足元は100%濡れます。加えて、夏場は熱中症対策を兼ねて海に入る(体を冷やす)ことが前提となるため、全身ずぶ濡れになります。というわけで夏場にいらっしゃる方は泳げる服装でお越し下さい。(夏場は濡れても搾ればすぐに乾きます)

一方、雨降りや肌寒い日、波がある日などは、濡れないように専用の防水カバーを装着します。カバーをすると中はコタツみたいにぬくぬくです。

  • 出廷 カヤックは浮かべて乗り込むため、足元は水に浸かります。
  • シーカヤック 寒い時や波がある時は防水と保温を兼ねて専用のカバーを装着します。
午前と午後ではどちらがオススメ?

海のコンディション(心地良さ)は「風」と「潮」の状況により決まるため、一概には言えませんが、参考までに言っておくと、夏場に限っては、気温が上がる前の午前中の方が比較的穏やかな傾向があります。爽快感や清涼感があるもの午前中。対して、気温が上がる午後は「海陸風」の影響により、風が出やすく波が立つことも多くなります。ただし、ある程度は風があった方が変化があり、おもしろいのも事実です。

それと、「風」は気圧配置と気温次第なのでどうにもできませんが、意識的に選択できるのは「潮」です。瀬戸内海は干満の差が非常に大きく、満潮時と干潮時では海の雰囲気がすいぶん違います。小豆島の場合だと平均2メートル前後の干満差が生じますが、満潮時は比較的透明度が高く泳ぐには最適です。対して干潮時は全体的に水が濁ります。(特に湾内などは酷く濁ります)そのため海水浴には適しませんが、代わりに干潟や磯で生きもの観察ができます。見るだけじゃなく、触ってみたり、食べてみるのもおもしろい経験です。(磯のものはぜんぶ食べられます。食欲をそそるかどうかは別として)というわけで、泳ぎたい人は満潮時に、磯遊びも楽しみたい方は干潮時がオススメです。まあ、潮の時間まで計算して遊びに来る人もいませんが・・・。

※潮の時間帯は → 小豆島(坂手)潮汐表(潮潮MieYell)

シーカヤックのベストシーズンは何月?

一般的に海遊びは「夏」のイメージがありますが、シーカヤック本来の醍醐味である長距離ツーリングを楽しむなら「春と秋」がベストです。中でもオススメは6~7月中旬にかけての初夏と、9月後半から11月前半にかけての秋です。気温がそれほど上がらない春秋は「海陸風」の影響が少なく、一年を通して海が最も穏やかだからです。総じて、「少し肌寒い時期」の方が漕ぎやすくて快適です。ただし、春秋は「移動性高気圧」が通過するため、天気がコロコロと変わりやすく、当たり外れがあるのがネックです・・・。

一方、夏場(特に8月)は正直暑すぎて長い時間は漕げません。というより最近の夏は漕いでいられないくらい暑いので、今スグ海に飛び込みたい!という気持ちの方が勝ります。したがって、カヤックは無人島などのキレイな海に海水浴をしに行くための手段という感じです。

季節毎の海の特徴をまとめました → シーカヤック歳時記

  • 春の瀬戸内海

    穏やかな春の海

    気温がそれほど上がらない春から初夏にかけては、一年を通して海が最も穏やかな時期。「」の海になることも多く、爽快なパドリングが楽しめます。

  • 秋の瀬戸内海

    全ての条件が揃う秋の海

    秋は全ての条件が整うシー・カヤッキングのゴールデンタイム。10月中旬までは夏の装いで海水浴やスノーケルが楽しめます。うるさい虫たちもいなくなりキャンプも最高。

カヤックは一人乗り?それとも二人乗り?

通常は漕ぎ足が軽く自由度高い「シングル艇」をメインに使っています。天気状況やお客様の経験値によっては、より安定感のあるダブル艇を使います。艇のチョイスは原則的にガイド判断となりますが、リクエストがある方はご相談ください。

※シングル艇に関しては、経験や体格、用途などに応じていくつかのバリエイションがありますが、初心者の方には乗りやすくて安定感の高い艇をご用意しております。

シングル艇を推奨している理由

シングル艇のおもしろさは「自分の力で海を超えていく自由と喜び」が得られるところ。最初はおどろおどろしい怖さがありますが、その怖さが大きな自信や喜びに繋がっていきます。カヤックに乗る前と後では、海への感覚や距離感は180度変化します。漕げば漕ぐほど、それまでの自分の価値観や感覚がアップデートされてゆきます。そこがシーカヤックの目に見えないおもしろさのツボです。

一方、ダブル艇はどっしりとした安定感があり、ひっくり返ることもありません。どなたでも安心して乗ることができます。また、舟のデザインにもよりますが、当方がツアーで使っているダブル艇は漕げる方が二人乗るとかなりのスピードが出ます。カヤックというよりは快速クルーズ船といった感じです。ただし、カヤックを操る自由や達成感はシングル艇の方が上です。まあどちらも一長一短あります。

シングルカヤック
ツアーでは全国のプロガイドたちが信頼を寄せる”WATER FIELD KAYAKS” 社製の高性能なツーリングカヤックを使っています。ビギナーの方には安定感のある舟をご用意しています。

こちらは最新式のダブル艇。漕げる人だとかなり速い高速クルージング艇。
まん中のハッチの中には「子どもシート」が隠されていて家族3人で乗れる特別仕様。

どのくらい漕ぐんですか?
その日の天候やお客様の体力、気分などによってまちまちですが、半日ツアーの場合は2~6kmくらい。一日ツアーだと10~15kmくらいです。それと、気温が低い春秋は距離が伸びますが、気温の上がる夏場は漕ぐよりも海に入ってる方が気持ちが良いので、必然的に海で遊んでる時間の方が長くなりますね。
カメラや荷物はもっていける?

カメラの持込は自由です。ただし自己責任でお願いします。それと、ポケットに入るコンパクトカメラはOKですが、一眼レフなど首からぶら下げるタイプのカメラは禁止しています。万一ひっくり返った場合に、ストラップが首にからまったりして危ないので。

荷物はスーパーのレジ袋3つくらいなら持っていけます。カヤックには防水構造の荷室があるので荷物はたくさんつめます。ただし、希に水が浸入する場合もあるので、濡れたら嫌なものは、ビニール袋や防水バックなどで保護しましょう。

※防水バックは用意しておりますので、必要な方は当日ガイドにお伝えください。

シュノーケルはできますか?

水温が高い8月~10月中旬ころまでは夏の装いでシュノーケルが楽しめます。ただし「魚がいっぱい泳いでいる透明度の高い海」に行けるかどうかは、ズバリ、運次第です。

まず、瀬戸内海の特徴として、水温が上がる夏場は全体的に透明度が下がります。とりわけ小豆島に関しては、人が多く暮らす南側の海域や海水浴場などは、潜っても前が見えないくらい濁ります。

加えて、島の海にはどこにでも魚がいそうなイメージもありますが、護岸工事が進んだ今となっては、限られた場所にしかいないのが実情です。既に瀬戸内海の海岸の7割以上は埋立地、またはコンクリートの岸壁です。つまり、魚たちが暮らす自然海岸は残すところ2割程度しか存在しません。平衡して漁獲量も8割減。悲しいけどそれが今の現実です。

とはいえ、いるところにはいます。竜宮城のようにうじゃうじゃと。その多くは人の手が及ばない外海に面した岬の突端や崖の下、または無人島などの透明度の高い海域です。言うなれば「秘境」のような場所です。

問題は、透明度が高い海域は共通して潮の流れが速く、風が吹くと一瞬で大きなうねりが入る航海の難所であることがほとんどです。したがって、高気圧の中心に入った時など、気圧が安定している時(海が穏やか時)しか行くことができません。加えて、時間帯によっては潮の流れが速くなるため、経験を問う場合もあります。

というわけで長くなりましたが、すべては運次第、コンディション次第です。

※シュノーケル希望の方は、受付時にご相談下さい。(希望に添えない場合もありますが。)なお、ラッシュガードやレギンスを履くなど、肌を露出させない服装を推奨します。シュノーケル機材こちらで用意があります。

カヤックとカヌーどう違うの?

カヌーとカヤック一般的にデッキがあり舟の中に体をすっぽり入れるクローズドタイプの舟(下)をカヤック。デッキのないオープンな舟(上)をカヌーと呼んでいますが、小型の舟を総称してカヌーと呼こともあります。また、カヤックはシートに腰掛け左右で漕ぐダブルブレードパドルを使用するのに対し、カヌーはシングルブレードパドルを使用します。

詳しくは カヤック&カヌーの基礎知識 をご覧下さい。

フィールドについて

クラゲとかは大丈夫?

時期的には「水温が上がる8月中旬(お盆前後)から下旬」にかけてはやや注意が必要です。 この時期は「アンドンクラゲ」という種が増えるためです。ただし、クラゲはどこにでもいるわけではありません。クラゲたちも生活の場があるので居場所は限られます。よって、そういう場所は回避して遊んでいます。加えて、危ないかな?と思う場合は注意を促しますので、そうした場所で遊ばなければ刺されることはまずありません。もっとも、いちいち気にしてたら海では遊べませんが…。

参考までに、お盆時期に出没するクラゲは「赤ちゃんクラゲ(幼生)」なので、刺されても、チクチクしたり、かゆみが出る程度でたいしたことはないです。が、できれば刺されたくはないですね。したがって上記の時期は「ラッシュガード」や厚手の「レギンス」を履くなどして「肌を直接露出しないこと」が基本。直接触れなければ大丈夫です。

なお、万一刺された場合は応急処置施(毒抜き)をしますのでご心配なく。加えて海洋性動物の毒は「タンパク毒」なので熱に弱い性質があります。したがって、熱めのお風呂に入ればたいていは治ります。

※応急処置はクラゲの種類により異なります。

アンドンクラゲ

アンドンクラゲ↑

無職透明で頭の部分が四角く「行灯」(あんどん:照明器具)みたいなのでアンドンクラゲ。人間が刺されるとピリッとした痛みを感じるので別名「電気クラゲ」とも呼ばれています。大きさは頭の部分が2~5センチくらいで4本の細長い足があります。クラゲにしては泳ぎが上手で、足にある毒針で小魚などを刺して食べます。平均して水温が上がるお盆時期に出没し、小魚たちと同様、浅瀬の藻場で暮らしています。

クラゲと魚は捕食関係にあるため、小さいうちは「潮の流れが弱い藻場(隠れ家)のある浅瀬」で仲悪く暮らしています。また、沖合に行くと大型の魚に食べられてしまうので浅瀬でウロウロしています。つまり、クラゲたちが暮らす安全な場所は人間にとっても安全な場所であるため、得てしてそういう場所に海水浴場がつくられます。というわけで、ツアーではクラゲがいない沖合の無人島などで遊んでいます。

サメとかいないの?

サメが出たら戦うしかありません。というのは冗談ですが、瀬戸内海にサメはいないのでご安心ください。特に夏の瀬戸内海は水温上昇と共に透明度が下がるためほとんど前が見えません。よって基本的にはサメたちは内海に入って来ることができません。過去、他の海域でサメ騒動がありましたが、迷い込んで出られなくなったのでしょう。ちなみに瀬戸内海の頂点に君臨する生物は 「スナメリ」 という背びれの無い小さなイルカです。カヤックでも時々スナメリに出会いますが、近くで見れた時はほんと感動します。近くにいるとプシュー♪と潮を吹くのでわかります。

サメ
スナメリさん 出典:flickr
海はいつから入れますか? 快適温度について

海が心地良い(寒くない)と感じるのは水温が25℃を越える「7月中旬」ころからとなります。ちなみに競泳用のスイミングプールだと25~28℃。一般の温水プールで30℃前後、銭湯の水風呂は平均18℃となります。まとめると、海の快適シーズンは水温が25℃を上回る7月中旬~9月末ころとなり、晴れたら10月中旬までは夏の装いで海に入れます。下の図は気温と海水温の比較表。

小豆島の気温と海水温

水は 「温まりずらく冷めにくい」ため、気温のピークから約1月遅れてピークを迎えます。そのため最も水温が高くなるのは8月中旬から9月中旬にかけてとなり、その後ゆっくりと冷えいきます。よって10月中旬ころまでは海水浴が楽しめます。

海が一番きれいなのは何月?

それぞれの季節に趣があるので順番は付けられませんが、

」が最もきれいになるのは
海の透明度」が最も高くなるのは冬から春
海が最も穏やか」な時期は春~初夏にかけてと秋
夕陽が最も美しい」のは
心が最もウキウキ」するのが
と、いったところでしょうか・・・。

解説:海の透明度と生態系について

瀬戸内海は季節により海の色が変わります。水温が下がる冬場から春にかけては透明度が増し、海は青色が強くなります。透明度が高くなると、空と同じで青色だけが透過(拡散)するため青く見えます。ところが水温が上昇する夏場にかけて次第に透明度が下がり、エメラルドグリーンのような緑色に変身します。これは水温上昇に伴いプランクトンが増殖するためですが、植物プランクトンは緑色をしているので、夏場は海が緑っぽく見えます。

また、海の透明度が高い冬場は海底まで太陽の光が届くため、海の植物たちがぐんぐん成長します。ところが、水温が上がり透明度が下がると、光が届かなくなるため、直物たちは死滅してしまいます。それらが7月から8月にかけて浜辺に打ち上がるため、夏の浜辺は海草たちで渋滞します。その後、夏の紫外線や浜辺の微生物たちにより分解されて土に帰ります。よって秋の浜は美しくなります。

  • 春の海 冬から春にかけては最も水温が低い時期となりますが、水の透明度が高く、光が海底まで届くため、海草たちがぐんぐん成長する時期でもあります。5月までは海底が丸見え。
  • 春ワカメ 春ワカメです。5月初旬ころまでは食べ放題!生は茶色ですが、お湯に通すとキレイな緑色に変身します。取れたてはメチャウマイ!
夏の瀬戸内海
ほんやりと美しい初夏の海 
夕陽が一番きれいなのは何月?

1番は秋

夕陽が最も美しく見える時期は「10月~11月にかけての秋」です。気温が下がり空気が乾燥してくる秋は、雲がかかりづらい上に、空気の透明度も高くなります。結果、空や海の青さが増し、夕陽もより鮮やかになります。 10月の中旬以降は運が良ければ、水平線に沈む「だるま夕陽」が見られるようになります。

2番は春~初夏

春は植物たちが活動をはじめるため、空気中の水蒸気量が一気に増え、全体的にぼんやりとした風景になりますが、秋と同様、積乱雲が発達しないため、夕陽が雲に隠れることも少なく、キレイな夕陽が見られます。また、夕陽は空気中の水蒸気量によって色が変わりますが、春から初夏にかけては全体的に淡いピンク色になることが多いです。

夏は?

気温の高い夏場は積乱雲が発達するため、雲に夕陽が隠れてしまうことが多く、最後まで見れるのは非常に希です。その代わり、日没後の雲の反射がキレイです。秋の夕陽はストンと落ちてその後は一気に暗くなりますが、お盆事頃まではゆっくりと陽が沈み、陽が沈んだ後も1時間ほどは空が明るいです。というわけで、「のんびり夕刻の海を楽しめる」のが夏のいいところ。

  • 初夏の海 春~初夏の夕凪ブレンド:日照時間が長い初夏にかけては、海にもゆっくりとした時間が流れています。夕凪になることも多く、空が完全に海に溶け込むこも・・・。
  • 夏の夕陽 夏の雲ブレンド:夏は雲が発生するため、最後は夕陽が雲に隠れてしまうことが多くなります。しかしドラマは陽が沈んだ後から始まります。写真は日没後の海。
  • 初秋の夕陽 晩夏の前線ブレンド:秋雨前線通過中の空。ぶ厚い雨雲がかかり夕陽は絶望的!?と、思ったら突然西の空が真っ赤に燃え上がる。
  • 晩秋の夕陽 秋のスッキリブレンド:空気が乾燥してくる秋は水蒸気が少なく風景の輪郭がスッキリクッキリ。水平線に沈む巨大な「だるま夕陽」が見れることも・・・。

ファミリーツアーについて

何才から参加できますか?

原則、小学生以上としておりますが、特例として①お子様が普段から水に慣れ親しんでいること。②ご両親共にアウトドアへのご理解があること。(多少の危険性がある遊びであることをご理解いただける方)以上を条件に、3歳前後から対応しております。

なお、ファミリーツアーは安定感のあるダブル艇を使用します。前にお子様、後ろに保護者の方というスタイルです。お子様が4歳未満の場合は、家族3人で乗れるダブル艇↓を使います。

それと、夏場に参加される場合で、10歳以下のお子様が含まれる場合は午前中を推奨しています。夏の午後は風が出やすい傾向があるためです。
詳細は→ ファミリーツアーの催行規定 をご覧下さい。

 

3人乗りカヤック

4歳くらいまでの小さいお子様はこんな感じで楽しめます。

奇数人数の場合は?

当日の天気状況や参加状況によりいくつかのパターンがあります。

大人2名+子供1名の場合

基本はダブル艇の前にお子様、後ろに保護者のペア。シングル艇に保護者いずれか。となります。お子様が4歳未満の場合は、家族3人で乗れる特注のダブル艇を使います。

お子様が高学年(身長が140cm以上)の場合は、ダブル艇にパパママ。シングル艇にお子様。もしくは全員シングル艇。というパターンもあります。

※いずれの場合も当日の状況によりベストをご提案いたします。

大人1名+子供2名の場合

お子様の年齢によって異なりますが、一番多いパターンは、ダブル艇にお子様のペア、シングルに保護者の方。というパターンです。

大人と組んだ方が良さそうに思いますが、まずもって親と組むと子どもはだらけて漕ぎません。が、子ども同士で組むと気合い入れてちゃんと漕ぎます。(笑)

また、天気状況によってはダブル艇の後ろにガイドが乗る場合もありますが、いずれも状況を見てベストをご提案いたします。

一日ツアーやキャンプはできますか?

一日ツアーは小学4年生以上のリピーター様限定メニューとなり、キャンプツアーもリピーター限定の春秋メニューとなります。

一日ツアーやキャンプツアーはある程度の距離を漕ぐことや、島渡りをする場合などは、潮の流れが早い瀬戸やうねりの中を漕ぐことがあるため、大人と一緒に漕ぐことができる4年生以上からとしております。