Introduction
「縁」(よすが)を歩く。「縁」は「えん」「ゆかり」「えにし」「ふち」とも呼びますが、いずれも「人とのつながり」を意味する言葉。このうち「よすが」とは「寄せるところ」あるいは「拠り所」という意味で「島の語源」でもある言葉です。かつて小さな小舟で海を渡ってきた人たちにとって、島は「舟を寄せる縁(ふち)」であり、生気を養う「拠り所」でもありました。つまり、「島」とは「よすが」のことで「ほっとする場所」のこと。日本語って奥ゆかしいですね。というわけで小豆島の奥ゆかしい「縁」を尋ねる、ぶらぶら歩きの旅。
Tour About
いつもの島旅は「風が吹き抜ける心地良い場所」や「島の風土や暮らしっぷり」が垣間見える場所を訪ねたりしながら、普通に観光するだけでは知ることのできない、物事の裏側に秘められた地域の歴史や文化、人々の苦悩や努力、知恵や工夫、希望や祈り、などといった「知られざる島の暮らし」お伝えしている小豆島見聞の旅。
決まったコースは無く、当日の天候や気分、体調やリクエストなどを踏まえて直感的にコースを組み立てるという「超テキトウ」なスタイルですが、何を隠そうこれが島を最大限に楽しむために辿り着いたカタチ。なぜなら、晴れの日には晴れの日の楽しみ方があり、雨の日には雨の日の楽しみ方があり、景色があるからです。天気によって見え方や感じ方はずいぶんと変わってきます。だから、直感的に動いた方が当たりに出会える確率が高い!
ワクワク・ドキドキ、旅はどうなるかわからないからおもしろいと思うんです。偶然の出会い、驚きや興奮、そして感動。それこそが旅の醍醐味だとも。だからあえてなにも決めないその場限りの旅。別名「行き当たりばったり」とも言いますが、だからこそおもしろい、ぶっつけ本番の旅。