



小豆島のまん中あたりの千枚田のまん中あたり
『こまめ食堂』は小豆島のまん中あたりにある島の食文化と食資源を伝えるお店です。元々は2010年の夏に開幕した『瀬戸内国際芸術祭』のセミオフィシャルショップとしてつくったお店でしたが、芸術祭閉幕後はプロジェクト解散と共にお店もクローズ。
しかし、90万もの人が海を渡り、島々を旅した100日間に及ぶ芸術祭。照り返す陽射しが過ぎ去った後に残されたものは、陽に焼けた肌と、にぎやかだった夏の記憶と、いくつかの未来への希望と、いつも暮らしに戻った静かな島の日常・・・。
寂しくなったね。地域のおばあちゃんたちの言葉。忙しすぎるのも困るけど、静かすぎるのもね。ほどほどでいいんだけど・・・。というわけで、ほどほどに忙しく、ほどほどにぎわいがあるような、そんな「ほどほどなお店」を目指して再びお店をオープンさせることになりました。
地域に灯った明かりが消えぬよう、希望が消えぬよう、小さくてもいいから明かりを灯しておきたい。そんな思いからまずは小さく始めることにしました。