理念と使命Philosophy&Mission

人と人、人と自然、人と小豆島を 「結ぶ・繋ぐ」 。

創業時にやりたいことをぜんぶ紙に書き出し、まとめたらこうなりました。
自分たちの使命、役割のようなものだと思っています。

一隅を照らす。

『一隅を照らす、これ即ち国の宝なり。』今から1200年前に生きた最澄が残した言葉です。一隅とは自分が暮らす場所、あるいは家庭や職場などのことですが、自分自身が置かれたその場所で精一杯努力し、光り輝くことのできる人。光を探しだそうとする人こそ、何物にも変えがたい貴い国の宝である。という意味の言葉です。与えられた目の前の小さな仕事に一生懸命取り組むこと。目に前の誰かを助けてあげたり、小さな問題を解決してあげること。それこそが世界に通じる普遍性であり、真のグローバルスタンダードに成り得るのだと思います。日々の小さな仕事、日の当たらない地道な仕事こそが最も貴い仕事なんだと思います。電気もガスも水道も、大切なものは目に見えない壁の中なんだ。

島に有るものをつかって、これまでに無いものをつくる。

”Native Science”『ネイティブ・サイエンス』という言葉があります。"Native" は『出生地の、自国の、本来の』あるいは 『土地固有の、土着の』 "Science" は『自然科学』あるいは『技』という意味合いですが、かつての歴史や暮らしの中には、先人たちが長い時間をかけて培ってきた、土地ならではの叡智が詰め込まれています。それをもう一度見つめ直すこと。綻びがあれば手入れをすること。時に時代に合わせてつくりかえること。目新しいものを追うのではなく、過去との繋がりや暮らしを取り戻す中に、新しい文化、未来に残すべき宝があるのだと思います。『知識ではなく、知恵を求めよ。知識は過去の産物だが、知恵は未来をもたらす。』ネイティブインディアンたちの思想です。